2007年10月17日水曜日

☆ Arrivederci Amore Ciao ☆

残り少ない“旅行編”をちょっとお休みして、今日は先日観に行ったイタリア映画のご紹介を!

以前、ニュージーランドでイタリア映画祭が開催されると書きましたが、今オークランドで開催中(他都市は、これから開催予定)。

その中で私が観たのは、本国イタリアで2006年に公開された“Arrivederci Amore Ciao”(原題)。英語タイトルは、“Goodbye My Love, Goodbye”で、残念ながら、日本では未公開の様です。

当映画のカテゴリーは、“ドラマ”となっていましたが、一言でドラマと言っても、???と言った感じでしたね。ストリー自体は至ってシンプルなのですが、主人公の嘘で埋め尽くされた儚い人生が描かれているので、かなりハードでダークな内容となっています。

バイオレントなシーンと、今のイタリアの意外な一面が描かれたシーン(セックス・ビジネス&麻薬事情)に交じり、やはりイタリア映画には欠かせない食事のシーンもあり。

主演のアレッシオ・ボーニ(Alessio Boni)は今年41歳、ニヒルな主人公を好演し、当作品で2006年度のイタリアン・ゴールデン・グローブ賞の主演俳優賞を受賞。当作品を観て、もし彼が英国人であれば、007シリーズでジェームス・ボンドを演じていただろうなぁ~と、思ったほど。

ちなみに、以前ご紹介した“心の中の獣”(イタリア映画祭で公開中)で、ジョヴァンナ・メッゾジョルノと共演も。

哀愁を浴びた主題歌(映画と同名)は、当作品にピッタリ。映画の主要箇所で度々流れ、映画を観終わった後も耳に残る印象的な曲でした。ちなみに、同曲は2006年のダヴィデ・ディ・ドナテロ賞の最優秀音楽賞を受賞しています。


PS 同作品の紹介をバックに、主題歌が聴けます。
http://jp.youtube.com/watch?v=vakJMpasbic